緊急入院・介護限界…

有料老人ホーム・特養・サービス付き高齢者向け住宅など高齢者住宅の種類がわからず悩む家族のイメージ画像 未分類
高齢者住宅は種類ごとに役割がまったく違います。

それでも後悔しないために知ってほしい「高齢者住宅の種類」完全ガイド

はじめに|ほとんどの相談は突然やってくる

私は、有料老人ホーム紹介センターで約20年間、

1,000件以上のご家族の相談に関わってきました。

その中で圧倒的に多かったのが、こんな相談です。

・一人暮らしの親が転倒して入院

・認知症が進んで夜間の徘徊が始まった

・在宅介護が限界に近づいてきた

・退院後の生活が不安になった

つまり多くの方が、

準備がないまま老人ホーム探しに直面するということです。

そして次に、ほぼ必ず出てくる言葉があります。

「施設が多すぎて、何を基準に考えればよいかわからないです…」

ここから、多くの方が

**「選び方がわからない状態」**に入ります。

高齢者施設はまず「2つ」に分けて考える

高齢者施設は、大きく

✅ 公的施設(介護保険施設)

✅ 民間施設(有料老人ホーム・高齢者住宅)

に分けて考える必要があります。

この違いを理解しないまま探し始めると、

ミスマッチが起こりやすくなります。

【公的施設】介護保険で利用する3つの施設

公的施設とは、介護保険制度の枠組みで運営されている施設です。

● 特別養護老人ホーム(特養)

・原則「要介護3以上」が対象

・月額費用が安く、人気が高い

・生活の場としての施設

ただし現実は…

・待機者が多い

・すぐに入れないことが多い

・医療対応は最低限

最近は空室が出る施設もありますが、

「すぐ入れる施設」と考えるのは危険です。

● 介護老人保健施設(老健)

・リハビリを目的とした中間施設

・医師、看護師が常駐

・比較的入れるケースもある

ただし

✅ 長期入居は原則不可

✅ 在宅復帰が前提

「一時的に利用する施設」という位置づけです。

● 介護医療院(介護療養型医療施設)

・医療が常に必要な方向け

・長期入居が可能

・看取りまで対応する施設も多い

・重度の医療管理が可能

医療依存度が高い方にとっては、

非常に重要な選択肢となります。

有料老人ホーム紹介センターの選び方はこちら

公的施設のポイントまとめ

公的施設は費用面では魅力がありますが、

・入居待ちが長い

・条件が厳しい

・医療体制に差がある

という現実があります。

【民間施設】有料老人ホーム・高齢者住宅

実際に多くの方が入居するのが、ここからの施設です。

① 介護付き有料老人ホーム

・介護職員が施設に常駐

・介護サービスを包括提供

・医療連携がある施設が多い

・看取り対応可の施設もあり

「安心感」を重視する方に選ばれます。

② 住宅型有料老人ホーム

・生活の場としての住まい

・必要な介護を外部サービスで利用

・施設ごとに体制の差が大きい

医療・介護の内容を

必ず確認する必要があります。

③ サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

・バリアフリー住宅

・安否確認・生活相談あり

・基本は自立向け

最近では

✅ 医療特化型サ高住

✅ 重度対応型サ高住

なども増えています。

【その他の高齢者住宅】

公的、民間施設の中にも、

以下のような住宅があります。

● グループホーム

・認知症専用

・少人数制

・生活リハビリ中心

認知症の方に合いやすい一方、

医療体制には限りがあります。

● ケアハウス(軽費老人ホーム)

・低価格で入居可能

・収入条件がある

・自立向けが基本

● 養護老人ホーム

・行政判断で入居が決まる

・本人が自由に選べないケースも多い

・生活困窮者向け施設

民間施設のポイントまとめ

民間施設は自由度が高い反面、

✅ 施設ごとの差が大きい

✅ 医療対応にばらつきがある

✅ 料金体系が複雑

という特徴があります。

「名前」ではなく

「中身」を見ることが重要です。

施設を知らずに選ぶと起こりやすいこと

・想定外の追加費用

・医療非対応

・夜間対応が不十分

・転居が必要になる

・精神的な負担増大

「こんなはずじゃなかった…」

と後悔するケースは少なくありません。

これだけは必ず聞いてください

① 医療が必要になったらどうなる?

② 夜間の職員体制は?

③ 最期まで住める体制?

紹介センターも「選ぶ時代」

・ネット型

・対面型

どちらもメリット・デメリットがあります。

✅ 1社だけで決めない

✅ 複数相談する

✅ 提案内容を見る

まとめ|最低限覚えてください

✅ 特養は簡単に入れない

✅ 公的施設と民間施設は別物

✅ 医療対応は超重要

✅ 費用だけで選ばない

✅ 紹介先は比較する

✅ 見学は必須

次回予告

「見学で絶対に聞くべき質問集」

を次回記事で詳しく解説します。

老人ホーム選びは、

人生の質を左右します。

家族が後悔しやすい老人ホーム選びの落とし穴

「もう家では限界かも…」
そう感じたとき、選択肢は「施設」だけではありません。

「施設に入るまでの間だけ支えてほしい…」
そんなときに選ばれているのが、自費の訪問介護サービスです。

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