① 「入居の目安」は時期ではなく「きっかけ」で考える
よく聞かれます。
「老人ホームに入るタイミングって、いつがベストなんですか?」
正直に言います。
20年相談をしてきて、はっきりとした正解はありません。
でも、はっきりしていることが一つあります。
それは――
「入った時期」ではなく
「相談に来た“きっかけ”こそが、入居タイミング」
だということ。
実際、ほとんどのご家族は、
・転倒した
・認知症が進んだ
・一人暮らしが不安になった
・介護が限界になった
・入院から退院を迫られた
こうした「生活に変化が起きたタイミング」で相談に来ます。
言い換えると――
「迷い始めた時」こそが入居を考えるサイン。
✔ 正しい考え方はこの2つ
1. 今の生活に合う施設を選ぶこと
2. 将来の医療・介護を想定しておくこと
まずは、
今の身体状況に合っているか 自立度に合っているか 生活スタイルに合うか
これが最優先。
そのうえで、
✅ 将来、医療が必要になったらどうするか?
✅ 介護度が上がったら住み替えるのか?
✅ それとも最後まで対応できる施設なのか?
この「覚悟」を決めた選択が、
後悔しない最短ルートになります。
② ネットは「使うもの」だが「信じきってはいけない」
今の時代、インターネットなしで
老人ホームを探すのは正直、無理です。
むしろ――
うまく使えば、とても便利なツールです。
ネット相談センターの「良い使い方」
以下のようなところは、とても役に立ちます。
✅ 資料請求をまとめてしてくれる
✅ 見学の予約サポートをしてくれるところもある
✅ 全国、地域の施設情報が詳しい
✅ 医療や受け入れ条件に詳しい
でも、絶対にやってはいけないことがあります。
それは――
ネットのおすすめを「正解」だと思ってしまうこと。
検索サイトも対面式紹介センターも、
人が運営しています。
当然、
得意なエリアがある 強い施設がある つながりの深い会社がある
という**「偏り」**が生じます。
便利=正解ではありません。
③ 紹介センターは「実績」と「中身」で選ぶ
対面式の紹介センターも同じです。
すべてが優秀なわけではありません。
現場を見てきた私から言います。
「相談員ガチャ」も普通にあります。
特に注意してほしい紹介センターの特徴
❌ 開業したばかり
❌ 提携施設数が少なく提携施設しか紹介しない
❌ メリットばかり話す
❌ デメリットを曖昧にする
❌ なぜ?そのホームなのか具体的な根拠をしめせない。
❌パンフレットやネットの情報を読むだけ
また、特定のグループ施設に誘導するセンターも存在します。
・他を紹介しない
・今すぐ決めさせようとする、誘導する
・質問を嫌がる
こうした場合は要注意です。
✔ 信頼できる相談センターの特徴
✅ 長年の実績がある
✅ 施設のデメリットも説明する
✅ 比較してくれる
✅ きっかけや、状況をしっかり聞いてから
ホーム提案してくれる。
✅ 自分の目で見たホームをすすめる。
相談する相手が違えば、
選ばされる施設は180度変わります。
✅ 最後に
老人ホーム選びに失敗する人の多くは
・調べていない
・考えていない
のではありません。
「ちゃんと考えたのに、間違えた」人が後悔しています。
だからこそ
✅ 入居のタイミングの考え方、なぜ?いまなのか
✅ 施設情報の扱い方、ネットから良き信頼できるサイトを見極める、やみくもに資料請求しない
✅ 紹介センターとその相談相手の見極め方
この3つを知ってください。
また、ケアマネジャーや、地域包括支援センターなどにも相談する事も大切です。
結局、信頼、実績ある紹介センターをおすすめされる事になる場合が多いですが、、、、
あなたの選択は
「失敗する側」から「成功する側」に変わります。
大手、中小によらず、暖かく、熱心な介護を提供してくれる、レクレーションなど、楽しみがいっぱい、ワクワクするような有料老人ホームも多々あります。
新築でなく、建物が古くても、ソフト面「介護力」がめちゃくちゃ高い、とてもあたたかいホームもいっぱいあります。
人生、一回あるか、ないかの有料老人ホーム選び、このブログが皆様の少しでもお役に立てる事を心から望みます。

