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皆さんこんにちは。「失敗しない有料老人ホーム選びの達人」たっちゃんです。
今日は、有料老人ホームを見学するときに絶対に外してはいけないポイントを、私の20年・1000件以上の相談実績と、1000施設以上を実際に見てきた経験からお伝えします。
正直にいいます。
60分から90分の見学だけで、そのホームのすべては絶対に分かりません。
でも——
その短い時間の中でも
「このホームにして良かった!」
と心から思える人もいれば、
「なんかイメージと違った…」
と後悔してしまう人もいる。
その違いは、見学前の準備と、当日の“見るべきポイント”を知っているかどうかだけで大きく変わります。
見学前の準備が“成功するホーム選び”のすべてを決める
まず、見学の前に絶対にやってほしいことがあります。
①パンフレットは必ず一読しておく
パンフレット説明で見学が終了してしまう人は、本当に多いです。
その時間はもったいない!
当日は、パンフレットに載っていないことを質問する時間に使いたいので…
②質問リストを作っておく(箇条書きでOK)
・医療対応
・認知症対応
・看取り
・追加料金
・レクリエーション
など、事前に聞くべきことをまとめておくことが大切。
質問が整理されているだけで、見学の質は一気に上がります。
③見学する施設は2〜3つに絞る
多く見すぎると必ず混乱します。
20年の経験上…
「紹介センターの相談員と一緒に2〜3施設に絞った人」が最も失敗しない。
「○○さんが言っていた通りだった!」
と納得して選ぶ方は、本当に満足度が高いです。
見学で最も重要な“ソフト面”のチェックポイント
実は一番大事なのは、パンフレットに載っていない“ソフト面”。
ここを見抜けるかどうかで、
その後の安心度がまるで違う。
①医療対応・認知症対応は“実際にできるのか”が超重要
パンフレットには「対応できます」と書いてあっても…
- 「今は看護師不足で難しいんです」
- 「徘徊があるとお受けできません」
- 「声を荒らげる方は他の入居者さんへの影響が…」
こういうケース、本当に多いです。
②“やるやる詐欺”の見取り対応に注意
見取り対応ありと書いているのに、
突っ込んで質問すると…
- 実績ゼロ
- 具体的な流れを答えられない
- 当直体制がない
こんなホームもあります。
③入居者さん・スタッフの“表情”こそ真実
これが一番信頼できる指標です。
特に…
- お昼時の雰囲気
- レクリエーション中の様子
- スタッフの声かけの仕方
重度の方でも、介護が良いホームは表情が柔らかい。
逆に、無表情の方が多いホームは注意です。
④生活相談員・ホーム長の“姿勢”を見る
施設見学でありがちなパターンは…
営業マンが一方的に施設の特徴を説明して終わるパターン。
ではなく、
- あなたの悩みをしっかり聞いてくれる
- 「ここはできます」「ここは難しいです」と現実的な答えが返ってくる
- 無理な部分を無理と言える正直さ
こういうホームは本当に信頼できます。
建物・環境面のチェックポイント
ソフト面の次は、建物や設備です。
①生活動線が分かりやすいか
迷路みたいに複雑なホームは、高齢者に不向きです。
②清潔に保たれているか(特に裏側)
裏廊下・浴室・脱衣所・裏口など…
普段見せない場所こそ本音が出ます。
床に髪の毛やゴミが落ちている
→ ケアが行き届かないホームの傾向
③重度対応の設備が整っているか
- 機械浴なし
- 車椅子動線が悪い
- 介護動作しにくい部屋の作り
こういうホームは、重度になった時に苦労します。
費用と追加料金の“落とし穴”を必ずチェック
これ、本当にトラブルが多い。
①月額費用に何が含まれている?
- 介護保険自己負担(1〜3割)
- おむつ代
- 医療費
- レクリエーション費用
- 洗濯代
- ベッドレンタル
②退去時の原状回復費はいくら?
10万〜50万円以上かかる施設もあります。
③追加費用の質問方法(プロが使う聞き方)
「1番重度の方で、月額どれくらいかかっていますか?」
これを聞くと、積み上がり金額のリアルが分かります。
食事・レクリエーションの確認ポイント
①食事は治療食対応できる?
- カロリー制限
- 塩分制限
- 嚥下食
- 刻み食
必要な方には絶対条件です。
②レクリエーションは“やっているか”が大事
レク表にいっぱい書いてあっても…
「実際はほとんどやっていない」
というホームも多い。
特に外出レクレーションなどに積極的に取り組んでいるホームは◎
生活の中でのリハビリ、レクレーションを兼てのリハビリなどに力を入れているホームが多い
現場で見て、聞いて、確かめること。
季節・衛生面の対応もしっかり確認
特に冬は超重要。
- インフルエンザ対応、ノロウィルス、コロナ
- 手洗い・消毒の徹底
- 面会ルール
- 外部業者の出入り管理
「大丈夫ですよ〜気にしなくていいですよ」
と言うホームは要注意。
加湿器が共有スペースにしっかりあったり、中には、お部屋に温度、湿度計などが
最初から自然に取り付けているホームも稀ではあるが◎
最後の総合チェック:ここが一番大切
見学後、必ず家族で話し合ってほしいことがあります。
それは…“ここで親が笑顔で過ごす姿がイメージできたか?”
これが一番大切。
入った瞬間の雰囲気、温かみ、匂い、音、スタッフの声。
五感で感じる違和感は、ほぼ当たります。
- 「ここなら安心して任せられる」
- 「なんかちょっと違う…」
この感覚を大切にしてください。
入居者目線でのチェックも重要
- トイレの使いやすさ(引き戸、カーテン)
- 部屋の広さと動きやすさ(転倒リスク)
- 麻痺に合わせた取っ手の位置(右麻痺、左麻痺)
- ストレッチャーがエレベーターに入るか(緊急時の安心感)
医療面は“今”と“将来”の両方を見る
今の病気だけではなく…
病気が進行した時も、このホームが対応できるか?
(協力病院、診療科目があるか、看護師体制はどうか、住み替えはできるのかなど)
この視点が欠かせません。
まとめ:後悔しない老人ホーム選びは「知識 × 準備 × 五感」
有料老人ホーム選びは、家族にとって大きな決断です。
だからこそ、正しい知識と準備、そして見学で感じた五感を信じて選んでほしい。
あなたとあなたの大切な家族が後悔しない選択ができるよう、
これからも私は全力でサポートしていきます。
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保存版|失敗しない有料老人ホーム選びチェックリスト
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✅ ソフト面(介護力・対応力・人の質)
□ 入居者の表情は穏やか・笑顔が多いか
□ スタッフの表情・動きに余裕があるか(忙しすぎていないか)
□ 昼食・レク時間など“活発な時間帯”を見学できたか
□ スタッフ同士の声かけや連携が自然にできているか
□ ホーム長・相談員がこちらの悩みを丁寧にヒアリングしたか
□ 「できること・できないこと」を正直に説明してくれたか
□ 認知症の行動(徘徊・大声など)への対応力を具体的に説明できたか
□ パンフレット記載の医療行為は“本当に”対応可能か確認したか
(人手不足で実施できないケースも要注意)
□ 看取り対応の実績があるか。実例を説明できたか
□ 施設スタッフの勤続年数や離職率を確認したか
✅ ハード面(建物・設備・環境)
□ 生活動線がわかりやすく迷わない作りか(安心、安全)
□ 全体の清掃状態(床のゴミ・埃・裏廊下・浴室の清潔感)
□ 匂いは気にならないか(消臭だけでごまかしていないか)
□ 居室の広さが本人の状態に合っているか
(例:転倒リスクのある人は広すぎても危険)
□ トイレの手すり配置が右麻痺・左麻痺の特性に合うか
□ 機械浴・個浴など必要な入浴設備があるか
□ エレベーターにストレッチャーが入るか
□ 共用スペース・廊下の整理整頓は行き届いているか
□ 緊急時の対応設備(ナースコール・夜間体制)がしっかりしているか
✅ 費用・追加料金のチェックポイント
□ 月額料金に何が含まれているか(家賃・食費・管理費など)
□ 介護保険の負担割合(1割・2割・3割)を確認したか
□ おむつ代・医療費・衛生用品などの追加費用の有無
□ レクリエーション費が必要かどうか、いくらか
□ 退去時の原状回復費は上限が決まっているか
□ 住宅型の場合、介護サービス利用時の“積み上がり費用”を確認したか
□ 「このホームで最も重度の方はいくらかかっていますか?」と具体的に聞いたか
□ 医療対応が増えた場合の追加料金の仕組みを確認したか
✅ 季節・衛生面(感染症対策・面会ルール)
□ 入口での手洗い・消毒・検温を適切に運用しているか
□ インフルエンザ・ノロウイルス流行時の対策が明確か
□ 面会ルールは季節によってどう変わるか
□ 清掃スタッフの配置と頻度は十分か(入浴場の整理整頓など、裏階段など)
□ ゴミの分別・消臭・換気が適切に行われているか
✅ 最終チェック(家族で話し合うポイント)
□ 見学した瞬間の五感(匂い・空気感・温かみ)が良かったか
□ 「ここなら親が笑顔で過ごせる」とイメージできたか
□ 本人の病気・今後の病気の進行にホームは対応できるか
□ 協力病院・診療体制は今の状態+将来に対応しているか
□ 本人の趣味や生活スタイルが維持できそうか
□ 家族が無理なく通える距離か
□ 複数ホームを比較しても、最終的に納得感があるか
最後までお読みいただきありがとうございます。
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